Diary 雑記

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6月20日に出版された「呪怨 終わりの始まり」が僕の50冊目の著書になった(単行本から文庫化されたものや、加筆・改題して出版したもの、外国語に翻訳されたものなどは除きます)。

きわめて凡庸な男である僕に、50冊もの本が出せたというのは、自分でもちょっと信じがたいことである。それでも、「50冊も書いた」という事実は、それなりの自信として僕の中に蓄積された。ずっと応援していただいた読者のみなさま、ありがとうございます。これからも、よろしくお願いいたします。

というわけで、僕は今、51冊目の本になるはずの作品を描いている。若くてハンサムだけれど気の弱い結婚詐欺師の男と、その男に騙される女のふたりを主人公とした作品である。

本を書くのは、いつも大変な作業の連続である。簡単に書けた本は、これまでにただの一冊もない。いつも頭を掻き毟り、うんうんと唸りながら、何とか書いているのだ。

それでも、すでに50冊も書いてきたのだから、51冊目も何とかなるだろうと考えていた。そして、これまでの経験から8月末までには脱稿できるだろうと予想し、担当編集者にもそう言っていた。

けれど、けれど……51冊目となるはずのこの作品の執筆は、いつも以上に難航している。

きょうはすでに9月1日にだが、いまだに完成に至らない。夏のあいだ、ほとんど休まずに書き続けたというのにである。

今月もここで、いろいろと書きたいことはあったのですが、そんなわけで、時間がなくて書きたいことも書けません。このコーナーを愛読していただいているみなさま、ごめんなさい。これを書き終えたらすぐに、僕は結婚詐欺師の物語の執筆に戻ります。来月はちゃんと書きますね。

Diary list

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Diary:140〜149
Diary:130〜139
Diary:120〜129
Diary:110〜119
Diary:100〜109
Diary:90〜99
Diary:80〜89
Diary:70〜79
Diary:60〜69
Diary:50〜59
Diary:40〜49
Diary:30〜39
Diary:20〜29
Diary:10〜19
Diary:1〜9
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