Diary 雑記

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先月のこのコーナーで、ほかの作家とふたりで小説を執筆してみたいと書いた。すると、すぐにある作家から連絡が届いた。とある文学新人賞でデビューした男性作家である。

返事をするとすぐに、彼から2冊の著書が送られて来たので読んでみた。

なるほど、なるほど……。

確かに、こんなストーリーは僕には書けない。思いつかない。

彼がストーリーを考え、僕が小説を書いたら、間違いなく、今までとは違う作品になるはずだ。

というわけで、僕はさっそく、ある出版社の編集長&担当編集者に連絡をした。今は編集部でこの作家とのコラボレーションを検討してもらっているところだ。

それとは別に、僕のブログを目にした編集者が、面白い提案をしてくれた。

実際にあった事件を元にした作品を書いてみたらどうか、という提案である。

担当編集者は僕のために、過去に世界中で実際にあったいくつもの事件を紹介してくれた。どれも、世間を震撼させた大事件である。

この提案は僕の興味をそそった。書いてみたくて、たまらなくなったのだ。

さっそく、僕はひとつの事件を選び、小説にした時のプロットを書き始めた。

その事件は1993年にフランスで起きたものなのだが、小説では現代日本を舞台にするつもりでいる。

少し面倒なのは、その事件を書くためには、20年近くにわたる時間を書かなければならいということだ。

思い起こしてみれば、これまで僕は、そんなに長い時間経過のある作品を書いたことがない。一晩だけ、あるいは、一日だけという話を書くのは得意なのだが、20年という時間を僕に描ききれるのか……それはやや不安である。

それでも、僕は書く気でいる。冒険しなければ、作家である意味はないからだ。

この作品、8月末から光文社のWEBサイトで連載予定である。みなさま、ご期待ください。

Diary list

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Diary:140〜149
Diary:130〜139
Diary:120〜129
Diary:110〜119
Diary:100〜109
Diary:90〜99
Diary:80〜89
Diary:70〜79
Diary:60〜69
Diary:50〜59
Diary:40〜49
Diary:30〜39
Diary:20〜29
Diary:10〜19
Diary:1〜9
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