Diary 雑記

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8月25日発売予定の「殺意の水音」が書き上がったので、いつもそうしているように、フロッピーディスクを角川書店に送った。

するとその3日後に、担当の女性編集者から、「すみません。フロッピーディスクの変換がまだできないんです」という連絡が来た。これまで角川書店ではフロッピーディスクを、若いアルバイトがふたりがかりで開いてくれていたらしい。けれど、今はそのふたりが辞めてしまい、角川書店にはフロッピーディスクを開ける者が誰もいなくなってしまったようなのだ。

今回は担当編集者が外の業者に持ち込んで、フロッピーディスクをようやく開いてもらったようだった。

だが、この一件で僕は考え込んでしまった。

そう。ワープロなどという縄文土器みたいな道具を使って書き続けてきたことで、たぶん、僕はたくさんの編集者に迷惑をかけてきたのだ。

ほかの編集者に尋ねてみると、原稿を手書きしている作家は今もかなりいるらしい。けれど、ワープロを使って書いている作家は、僕のほかにはほとんどいないようなのだ。

うーん。これからどうしたらいいのだろう?

そんなことを考えていた時、新聞に折り込まれていたパソコン教室のチラシが目に入ってきた。

このパソコン教室、我が家からかなり近い場所にあり、マンツーマンの個人レッスンもしてくれるようなのだ。

よし、このパソコン教室に通おう!! そして、これからはパソコンで小説を書こう!!

僕は決意した。確かに決意した。

けれど、その決意は早くもぐらついている。

この殺人的な暑さである。外に出たくないのだ。

パソコン教室は確かに近い。ベスパに乗れば、たぶん、10分もかからないだろう。それでも、こんなに暑い時にわざわざ外に出ることもないだろう(サラリーマンの友人たちは、毎日、満員の電車に乗り、炎天下を歩いているのですけどね)。

というわけで、パソコン教室に通うのは涼しくなってからにしたのであります。

編集者のかたがた、もう少しだけフロッピーディスクに付き合ってくださいね。ごめんなさい。

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