Diary 雑記

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大学のクラス会が銀座で5年ぶりにあった。

日本武道館での卒業式からちょうど23年。あの日、22〜23才だった小娘・小息子たちは、当然のことだが、みんな揃って45〜46才の「おじさん・おばさん」になった。

5年前に初めてのクラス会に行った時には、「みんな変わったなあ」なんて思ったものだった。だが、今回は逆に、「みんな変わらないなあ」と感じた。

人間の感覚なんて、あてにならないものだ。

我がクラスの「イケメン3人衆」の男たちは(当時、クラスの女の子の半分以上がこの3人を好きだったような?)、3人とも相変わらず若々しくて、とてもかっこがよかった(人は見た目が9割。不公平だ!!)。

「アンダー・ユア・ベッド」の千尋のモデルになったSさんは、相変わらず美しくて素敵だった(千尋とは違い、彼女は一流企業の部長さんになっています)。

それにしても、古くからの友人というのは、いいものだ。

基本的に僕は人と集うのが嫌いで、人付き合いも悪くて、パーティーなどにはめったに顔を出さないのだが、かつての同級生たちと酒を酌み交わすのは楽しかった。みんなの話を聞いているのも楽しかった。煙草を吸う人がやけに多いのも、何だか嬉しかった。

そう。クラス会は本当に楽しかったし、嬉しかった。けれど・・・みんなと話をしていると、僕は何となく疎外感と劣等感を覚えた。

疎外感と劣等感。

たぶんそれは、「僕だけが真っ当ではない」「僕だけが社会に参加していない」「僕だけが大人としての責任を果たしていない」という、動かしがたい事実によるものなのだろう。

ちょうど僕たちの年齢は働き盛りで、みんな、ものすごく忙しそうだった。

中学の教師をしているひとりは(英文科なので教師が多い)、ここ2ヶ月、ただの1日も休んでいないと言ていた。会社に勤務している友人たちもたいていは、朝の8時頃から夜の8時9時まで働いて、休日にもしばしば出勤しているらしい。専業主婦をしている友人もいたけれど、そういう女性たちだって、子育てや家事や親の世話などで、毎日てんてこ舞いをしているようだった。友人たちの多くは家を建てたり、マンションを購入したりで、多額のローンを抱えていると話していた。

うーん。それなのに・・・僕だけは、毎日、目が覚めるまで眠り、家のことは妻に任せっきりで何もせず、お金のやり繰りについては無関心で、お酒ばかり飲んでいる。1日の労働時間なんて、正味3時間か4時間だ。

みんなの話を聞けば聞くほど、僕の疎外感と劣等感は強まっていった。

これでは、いかん。これでは、人間失格だ。

もっとまともに生きなくては。

その日、3次会か4次会か5次会の会場で、くでんぐでんに酔っ払いながらも、僕は心に誓った。強く、強く誓った。

追伸:翌日、みんなは二日酔いで出勤するのが辛かったようです。僕は翌日は、いつものように自然に目が覚めるまで眠り、前夜の誓いを早くも破って、だらだらと意味もなく暮らしました。さて・・・まだ明るいけど、きょうはもう仕事はやめて、お酒を飲みます。みんな、ごめん。僕は変われないみたいです。

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