Diary 雑記

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数日前から自宅の周りに足場を組んで、少し大掛かりな外壁修復&塗装工事をやっている。

「主に家の外側の工事なので、業者さんたちが室内に入って来ることはほとんどない」、と聞かされていた。

だから、生活には影響はないだろう。あったとしても、たいしたことはないだろう。

工事が始まる前まで、僕たち夫婦はそんなふうに考えていた。

けれど、これは大きな間違いだった。業者さんたちと僕たち夫婦とでは、活動の時間帯が違いすぎるというのが最大の問題だった。

しばしば書いているように、僕たち夫婦の就寝時間は午前2時前後。そして、起床時間は午前10時前後、時には11時近くまで眠っていることもある(これが原因で、以前は同じマンションに暮らす人たちに、夫婦で水商売をしていると思われていたらしい)。

つまり、工事関係の人たちがやって来る午前8時というのは、僕たちにとっては「夜明け前」みたいなものなのである。

工事の責任者の大工さん(妹の小学・中学の同級生)には、「僕たちは勝手にやりますから、大石さんたちは寝てていいですよ」と言われている。

だが、そういうわけにはいかない。家の周りの足場を業者さんたちが大声で話しながら歩きまわり、壁の向こうでガンガンと大きな音を出されれば、眠っていることなどできるはずがない。

しかたなく、工事が始まってからは、僕たちも8時前にベッドから出るようになった。

もちろん、8時に起きるなんていうことは、特別なことではない。普通の人たちは、その時間にはたいていは起きているのだし、僕だってサラリーマンだった頃はもっと早い時間に起きていた。

けれど、午前2時就寝、10時過ぎ起床という生活を長く続けて来た僕たちにとって、「8時に起きる」ということは、とてつもなく大変なことだった。

特に今はワールドカップサッカーの開催中である。午前3時半からの試合を午前5時半まで見てから眠ると、すぐに業者さんがやって来る。そうすると、睡眠時間が2時間半にも満たないという計算になってしまう。

大変なのは、早起きをすることだけではなかった。

家をぐるりと取り囲んだ足場の上を、一日中、業者さんが歩いているから、それも気になって、いつも心が落ち着かない。外に人がいるものだから、一日中、レースのカーテンを閉めている。そのことにも圧迫感がある。

睡眠不足と、いつも近くに他人がいるというストレス、そして、何より、いつもののんびりとした生活のリズムが狂わされて、僕たち夫婦はふらふらになってしまった。

まるで孤島で暮らして来た生き物たちのように、僕たち夫婦も環境の変化に恐ろしく弱いのだ。僕たちは毎日、それほどまでにストレスのない、気ままでのんきな暮らしを続けて来たのだ。

僕たち以外の人々は、みんな本当に頑張って生きているんだなあ……。

そんなことに気づかされた数日でした。

それにしても、早く工事が終わらないかなあ。ふだんは昼間に眠くなることなんか絶対にないのに、今はこうしていても、眠くて眠くて、しかたありません。


追伸:7月2日から11日まで、海外取材のために留守にいたします。そのあいだ、みなさまからいただいたメールに返信ができません。申し訳ありませんが、ご了承ください。

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