Diary 雑記

80

元旦に今年初めてパソコンを立ち上げたから、読者のみなさまから新年を祝うたくさんのメールが届いていた。

みなさま、ありがとうございます。新年そうそう、とても励まされました。

さて、その元旦の朝、僕は妻とふたりで、いつものように境川の遊歩道に散歩に行った。年末に妻がランニングのし過ぎで両膝の半月板を痛めてからは、毎朝、こんなふうに散歩をしているのだ。

元日だからといって、特別に風景が違うわけではなかった。前日と同じように、川にはカモやサギやカワセミがいて、河原にはスズメやカラスやセキレイがいた。ヒヨドリの鳴き声もしたし、ムクドリたちが戯れているのも見かけた。

そう。それは前日と同じような、見慣れた光景だった。

それにもかかわらず、遊歩道を歩いている途中で、どうしたことか、僕は目に映るすべての光景をとても美しいと感じた。そして、両手で顔を覆って、泣きたいような気持ちになった。

どうしてそんな気持ちになったのか、はっきりとしたことはわからない。だが、きっと、センチメンタルな気分になっていたのだろう。

僕の隣には妻がいた。家に帰れば、やるべき仕事があった。

だとしたら、ほかに望むものがどこにあるというのだろう?

幼い頃、僕は自分は70歳で死ぬのだと思っていた。なぜだかわからないが、そう思い込んでいた。大人になってからも、自分の人生は70年なのだと、無意識のうちに考えていた。

いよいよ今年、僕は50歳になる。ということは……僕に残されている時間は、あとたったの20年だ。

あと20年で、地上に存在するすべてのものと、永遠にお別れなのだ。

それならば、僕はその20年を噛み締めるように生きていきたい。その一日、その一日を、しっかりと胸に刻み付けるようにして生きていきたい。

元旦の遊歩道を妻と並んで歩きながら、僕はぼんやりとそんなことを思った。

みなさま、今年も一生懸命に書きます。真摯に書きます。

どうぞ、応援してください。


追伸:クリスマス前に行ったマカオでは、珍しく快勝してまいりました。これまでのマカオでは毎晩、カジノで何時間もギャンブルを続けていたのですが、今回はこれを改め、最終日にだけ短時間の大勝負をしました。夫婦ともに、負ければ無一文で帰国する覚悟でした。今回はたまたま、これが吉と出たようです。

ただ、その後、強気になった妻がブランド物を買いまくったので、結局はいつも以上の大散財となりましたが……。

Diary list

Diary:150〜159
Diary:140〜149
Diary:130〜139
Diary:120〜129
Diary:110〜119
Diary:100〜109
Diary:90〜99
Diary:80〜89
Diary:70〜79
Diary:60〜69
Diary:50〜59
Diary:40〜49
Diary:30〜39
Diary:20〜29
Diary:10〜19
Diary:1〜9
このページのトップへ