Diary 雑記

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去年のこのコーナーで我が家の庭のハナミズキの枝で営巣したヒヨドリと、巣立ちの直後にカラスに殺されてしまったヒナたちについて書いたのを覚えていらっしゃるだろうか?

あのヒヨドリは冬のあいだずっと、我が家の庭にやって来た(僕たち夫婦は、あのヒヨドリだと思い込んでいます)。

ヒヨドリ母さん、略して「ヒヨかあ」という名前までつけてしまった。

僕たちはスーパーマーケットでバナナなどを糖分の高い果物を買って来て,冬中ずっと「ヒヨかあ」に与え続けた。

「ヒヨかあ」も僕たちにとても慣れて,朝から夕方までずっと庭の前の樹にとまっていて,バナナを待っているようになった。僕が朝(といっても、10:00過ぎですが)、カーテンを開けると,どこからともなく飛んで来て「キーキー」と甲高い声で鳴いてバナナをせがむのである(野鳥をこんなに手なづけてしまうのは問題です。みなさんは真似をしないでください)。

「もうすっかりうちの鳥ね」

妻が嬉しそうに言った。彼女も「ヒヨかあ」が可愛くてしかたないのである。冬のあいだ,「ヒヨかあ」はずっと独り身だった。だが、4月には彼氏ができたようで,2羽で一緒にいる姿をよく見かけるようになった。

そして、5月に入ってすぐに、「ヒヨかあ」と彼氏は巣作りを開始した。

今度の営巣場所は我が家の庭ではなく,我が家と隣接する小学校のフェンスのすぐ向こう側の樹である。

巣がはっきりと見えたわけではない。ただ、「ヒヨかあ」と彼氏が、せっせと藁などを運ぶのが見えただけである。

妻と僕は過保護なので,バナナの代わりに,今度は巣作り用の藁や紙ヒモなどを餌台に置いた。すると、「ヒヨかあ」は喜んでその藁や紙ヒモを運んで行くのである(これはやり過ぎです。くれぐれも真似をなさらないように)。

さて、これで産卵を待つだけだ。僕たちは思った。

だが、せっかく作ったその巣は、カラスにやられてしまった。巣の中に卵があったかどうかは不明だが,巣のあるらしき場所にカラスが入り込み,その近くで「ヒヨかあ」と彼氏が怒って,キーキーと激しく鳴き叫んでいたのだ。

妻と僕はがっかりした。もうその巣では子育ては不可能だと思ったのだ。

案の定,「ヒヨかあ」と彼氏は、その巣を放棄してしまった。

その後の2羽は、しばらく新しい巣を作る場所を探していたようだったが、つい先日から,また営巣を始めたようである。

今度は、前回の巣の場所から20メートルほど離れた、やはり小学校のフェンス沿いの樹である。

「今度はうまくいくといいわね」

妻は心配そうである。

僕ももちろん、とても心配している。そして、ヒヨドリの「キーキー」という声がするたびに、いちいち執筆を中断し,庭に出て「ヒヨかあ」の姿を探しているのである。

今度こそ,「ヒヨかあ」たちの子育てが成功しますように!!

そんなわけで、本はなかなか書き上がりません。読者のみなさま,新しい本の出版まで、もうしばらくお待ちくださいね。

さて、話は変わるが,中学生になったMちゃんは、今もしばしば我が家にやって来る。時々は新しくできた友達も連れて来る。中学校ではいじめられてはいないようで、僕たち夫婦はほっとしている。

そのMちゃん、なんと好きな男子ができたようである。おまけに、そのクラスメイトの男の子もMちゃんのことが好きらしく、先日はラブレターをもらったらしい。

まだ12歳なのに……男女交際は早すぎる!!

まるで娘を持った父親のように,僕にはそれも気にかかるのである。

追伸/5月10日に50歳になりました。
自分に50歳になる日が本当に来るなんて,いまだにちょっと信じられません。50歳になった日に,「今日からは生まれ変わった気持ちで生きよう」と思ったのですが……あれから20日あまりが過ぎても,別に何も変わらないようです。人って,簡単には変われませんね。

さらに追伸/6月24日から7月10日まで留守にします。ええっと……「南の島のプールとビール」についての取材です (笑)。そのあいだ、みなさまのメールに返信ができません。申し訳ないのですが,ご了承ください。

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