Diary 雑記

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元気の塊だったような父が2004年に原発不明の癌で突如として死んでから、妻とふたりで毎年、だいたいこの時期に人間ドックの検診を受けている。

夫婦で10万円を超えるお金がかかるのだが、命には代えられない。

この人間ドックの検診を受けるようになるまで、僕は「胃腸はかなり弱いけれど、ほかには何も問題はないだろう。ちゃんと運動もしているから、成人病なんてことは絶対にないだろう」と思っていた。

けれど、そうではないらしかった。

僕は身長174センチほど、体重は55キロ前後で、決して太っているわけではないのだが、コレステロールがかなり高いらしいのだ。おまけに、去年の検診では中性脂肪まで許容範囲を超えてしまって「高脂血症」と診断されてしまった。

さらに肝臓の問題もある。肝機能を示すγ-GTPの数値が、毎年毎年、新記録を更新し続けているのだ(これは明らかにお酒の飲み過ぎが原因です)。

それだけではなく、胆のうにはポリープもあるし、肝臓には石灰化もある。動脈硬化も年齢相応に進んでいるようだ。

要するに、立派な「成人病予備軍」なのである。主治医からは毎年、「大石さん。まだ吸ってるんですか」と言われ、禁煙を強く勧められている。

そんなわけで、今年は10月24日に人間ドックの検診を受けた。だから、その前日には年に一度の禁酒をした。

僕は酒を飲まないと眠れないので(すでにアルコール依存症ですね)、いつものようにほとんど一睡もできないまま、睡眠不足でふらふらになって平塚の「瀬戸医院」に行った。

尿検査と血液検査、腹部の超音波検査、頭部を含む全身のCTスキャン、鼻からチューブを入れての胃カメラ(これがいちばん辛いです)、心電図と動脈硬化診断……いつものように、人間ドックは1時間ほどで終わった。

なにはともあれ、ほっと一息である。

毎年そうしているように、その晩、妻と僕は取って置きのシャンパンを開けて、人間ドックが終わったお祝いをした。

さて、その人間ドックの結果は11月1日に出る。だから、この文章をみなさまが読んでいる頃には、すでに妻と僕は主治医から結果を聞かされているということになる。

たいした病気はなく、あと一年の命が保証されるのだろうか?

それとも、何か重大な疾患が見つかり、来月からは闘病生活を送ることになるのだろうか?

毎年のことではあるが、まるで判決を待つ被告のような気持ちで、今も僕たち夫婦は人間ドックの結果を待っているのである(とは言っても、161センチ・44キロ前後の妻のほうは、主治医や看護師さんたちが驚くほど健康である。内臓も血管も血液も尿も、まるで小娘みたいにほぼ完璧な状態のようである。一緒に生活し、同じように眠り、同じように運動をし、同じものを食べているのに、どうしてなのだろう?)。

さてさて、運命の時は1日の午後2時半である。ドキドキするなあ。

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