Diary 雑記

12:3匹の子猫

  • 毎日のブラッシング
  • ブラッシング終了
  • まんぞく

夏の終わりの頃からマンションのエントランスホール付近に白い3匹の子猫が住み着いている。

いや、最初の頃は母猫(これは白猫ではなかった)が一緒だったのだが、この母猫は近くの路上でクルマにはねられて下半身附随になってしまった。母猫は近所の人が引き取ったが、問題はみなし子になってしまった3匹の子猫である。

この3匹は妻のことが好きで(なぜか僕は嫌いらしい)、僕たちがマンションのエントランスホールを出ると、ものすごい勢いで僕たちの周りを走り回る。3匹があまりすばしこく走り回るので、5匹も6匹もいるように見える。まるでそれは分身の術を使った忍者みたいな感じである。

僕たち夫婦は一般の人々と生活時間帯が大きくずれているので、深夜にしばしば散歩に出かける。すると、どこからともなく3匹の白い子猫が姿を現わす。そして、餌をねだって鳴くのである。

本当はマンションの周りでは猫に餌をやってはいけないことになっているのだが、腹を空かせた子猫を放っておくことはできない。しかたなく、近くの空き地に猫たちを導いて、そこで「お菊」の餌を与えることになる。空腹の子猫たちは争うようにそれを食べる。

昔は野良猫を見ても、別に何とも思わなかった。けれど、暖かな家の中でぬくぬくとしている「お菊」を見なれた目には、みなし子の子猫たちがとても哀れに映る。特に最近のように寒くなってくると、なおさらである。

先日などは、冷たい秋の雨を避けてクルマの下で身体を寄せあうようにしてうずくまっていた。

ああ、同じ猫なのに、どうしてこんなにも差があるのだろう?

僕たち夫婦のほかにもこっそりと餌を与えている人たちが大勢いるようで、子猫たちはすくすくと大きくなっていたのだが・・・一昨日、いちばん小さなやつの右前足が折れ曲がっているのに気付いた。

自転車にでもはねられただろうか?

捕獲して獣医に連れて行きたいのだが、3匹は動きがよくて捕まえることが困難である。怪我をした猫でさえ、「お菊」の3倍ものスピードで走るのだ。

幸い、それほど痛がっているようではないが、不憫でしかたない。

昨夜の散歩の時には、怪我をしたその子猫だけがいなかった。そして、きょうも、やつの姿だけが見えない。

困ったな。困ったな。

「輪廻」を書く手を休めては、僕は子猫のことを考えている。

Diary list

Okikusama:150〜159
Okikusama:140〜149
Okikusama:130〜139
Okikusama:120〜129
Okikusama:110〜119
Okikusama:100〜109
Okikusama:90〜99
Okikusama:80〜89
Okikusama:70〜79
Okikusama:60〜69
Okikusama:50〜59
Okikusama:40〜49
Okikusama:30〜39
Okikusama:20〜29
Okikusama:10〜19
Okikusama:1〜9
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