Diary 雑記

29:日光浴

  • 日だまり1
  • 日だまり2
  • 日だまり3

我が家はマンションの最上階の角部屋で、ベランダが2面あるのだが、おかしな方向を向いているので日当たりがとても悪い。

夏はまだいいのだが、冬の季節にはほとんど窓から直射日光が入らない。朝と夕方に、弱々しい太陽光が、ほんの短いあいだ差し込むだけである。

人間である妻と僕は、そんなことはまったく気にならなかった。逆に、直射日光なんて、百害あって一利なしだと考えていた。

けれど、動物たちはそうではない。パグ犬のピーナッツは、生きていた頃はいつも、早朝と夕方に、窓から差し込むわずかな光を必死で浴びていし、うずらの「うず子」も、その場所が大好きだった。

だが、ピーナッツには1日に3回〜4回の散歩があったし、「うず子」には毎日のように前の公園の日だまりで日光浴をさせていた。だから、家の日照不足はそれで充分に補えた。

けれど、「お菊」は外には出ない。だから、あのわずかな太陽光が貴重なのだ。
冬の夕方、北西を向いた窓辺で夢中で日光浴をしている「お菊」の姿を見ると、こんな部屋にしか住ませてやれない自分の甲斐性のなさを、僕は情けなく思ったものだった。

だが、今、ようやく辛い冬が終わった。日照時間も随分と長くなり、我が家に直射日光が差し込む時間もかなり長くなった。これなら「お菊」も、冬に比べると、いくらか長く太陽を楽しめる。それが僕には嬉しい。

 僕は毎晩、眠る前に、北東を向いた窓辺に「お菊」のために座布団を敷く。夕方には北西を向いた窓辺に座布団を移動させる。窓から日が差し込む時間になると、誰に言われなくとも「お菊」はその座布団に乗る。そして、そこで貴重な太陽光を夢中で慈しむ。

「お菊」、ごめんよ。もう少し、この家で辛抱してくれ。できるだけ早く、もっと日当たりのいいところに引っ越すからな。

日光浴をする「お菊」を眺めながら、つくづく思うこのごろである。にゃーお。

Diary list

Okikusama:150〜159
Okikusama:140〜149
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Okikusama:120〜129
Okikusama:110〜119
Okikusama:100〜109
Okikusama:90〜99
Okikusama:80〜89
Okikusama:70〜79
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Okikusama:50〜59
Okikusama:40〜49
Okikusama:30〜39
Okikusama:20〜29
Okikusama:10〜19
Okikusama:1〜9
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