Diary 雑記

84:おやっ、ノミですか?

  • 冬毛に変わりました
  • 鳥を見てます
  • あったかそうだな
  • そろそろ眠ります

つい先日、新聞を眺めていたら、腕を何かが這っているのに気づいた。

見ると、ノミである。

パグ犬のピーナッツを飼っていた頃は、夏には毎日のようにノミを見かけた。だから、毎日のように浴室でゴシゴシと犬を洗った。

僕は腕のノミをつまんでキッチンに行き、水を入れたグラスにノミを沈め、料理をしていた妻にそれを見せた。

「ほらっ、ノミだよ」

「本当だ。ノミだね」

僕たちはグラスの底に沈んでいるノミを、まじまじと見つめた。

ピーナッツが死んでから僕たちのがノミを目にしたのは、それが初めてだった。

だが、思い当たるフシはあった。その10日ほど前から、妻は乳房の上の部分や背中の肩甲骨の辺りに、赤い吹き出物のようなものがいくつもでき、ひどいかゆみに苦しんでいた。僕も服の中がむずむずしたり、虫さされなんかされないような場所に湿疹みたいなものができたりしていた。

たぶん、それはノミのせいだったのだ。

我が家にノミが存在している原因は、間違いなく「お菊」である。

平塚のマンションにいた頃は、「お菊」を外に出すことはめったになかった。時折、外に連れ出す時も、いつも抱いていたから、ノミがつくようなことはなかった。

今も基本的には「お菊」は外には出さない。だが、最近の「お菊」は、僕が煙草を吸いに出るたびに一緒に庭に出て来るようになっていたのだ。

「お菊」は庭でいろいろなところのにおいを嗅いだり、草を食べたりするのが好きだったから、妻も僕もしたいようにさせていた。

きっと、これがまずかったのだろう。

妻はさっそくノミ取りシャンプーで「お菊」を洗った。妻によると、「お菊」の身体からは、やはり何匹かのノミが出て来たという。

その後、僕たち夫婦は「お菊」の外出を禁止した。

いつもそうだったように、「お菊」は僕が煙草を手に取ると、一目散に玄関に向かう。一緒に庭に出るつもりなのである。

けれど、今は「ダメだよ」と言って、僕は「お菊」を室内に置き去りにしている。

僕が煙草を吸っているあいだ、「お菊」はずっとドアの向こうで待っている。時には「外に出たい」といってにゃーにゃーと鳴く。

そんな声を聞いていると、少し可哀想になる。

だが、間もなくノミの季節は終わるだろう。そうしたら、また、一緒に庭に出してやろうと思っている。

「あと少しだから辛抱しろよ」にゃーお。

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