Diary 雑記

98:ノボちゃん先生

  • クリスマスツリー大好き
  • 戦う2頭
  • 戦う2頭、もう1枚
  • ガラステーブルが怖くなくなりました
  • ヒヨドリを見てます
  • テーブルの下
  • 休戦中です

何度も書いて来たように、チンチラの「お菊」はとても静かな猫である。というより、ほとんど動かないヌイグルミみたいな猫なのである。

動かないだけでなく、「お菊」は考えない。好奇心もまったくない。おまけに、ひどく臆病である。

クールと言えばかっこいい。だが、実は「お菊」は覇気のない、陰気で陰鬱なメス猫なのである。

去年の7月に我が家の一員となった、ノルウェージャン・フォレストキャットのノボル。この猫は「お菊」とはまったく逆の性格である。

ノボルはとにかく、よく動く。好奇心が旺盛で、よく考える。そして、明るく、陽気で、人なつこく、何も恐れない(猫が嫌うという水も掃除機もドライヤーも、ノボルは大好きです。犬もまったく怖がりません)。

我が家のリビングルームには透き通ったガラステーブルが置いてある。だが、「お菊」はこのガラステーブルを怖がった。無理やり乗せても、怖がってすぐに飛び降りてしまったのだ。

けれど、ノボルはそうではなかった。我が家に来た初日から、ノボルはガラステーブルに飛び乗り、そこを歩き回った。夜はガラステーブルの上で眠った。

我が家の二階にはロフトがあり、そこにほぼ垂直にハシゴが掛けられている。「お菊」はこのハシゴに上ったことはなかった。恐がりだからだ。

だが、ノボルはこのハシゴを駆け上り、駆け下りる。そして、しばしばロフトで眠る。

「お菊」は引き戸を開けられなかった。だから、引き戸が閉まっている時には、自由に部屋を出入りすることができなかった。

けれど、ノボルはどこの引き戸も簡単に開ける。まるで人間みたいに、ごくさりげなく開けるのだ(今のところ、まだドアは開けることができないようです)。

クルマに乗せると「お菊」は外を見ない。ただ震えているだけだ。

だから、きっと、「お菊」には、クルマのシステムが理解できていない。

だが、ノボルは窓に顔を押し付けるようにして、外をまじまじと見つめている。クルマが何のためにあるのかも理解しているように見える。

「菊ってバカね」

妻はしばしば、呆れた口調でそう言っていた。僕も「お菊」はバカだと思っていた。

けれど、けれど……最近の「お菊」は変わった。

そう。「お菊」は変わった。まず、ガラステーブルを怖がらなくなった。今ではよく、このガラステーブルに飛び乗り、うろうろと歩き回っている。

それだけではなく、最近の「お菊」は引き戸も開けられるようになった(まだヘタクソですが)。かつてはあれほど怯えていた掃除機やドライヤーも、あまり怖がらなくなった。以前は1日のほとんどを眠って暮らしていたのに、今はよく動き回るようになった(最近は食欲も旺盛です)。かつては僕たちが呼んでも完全に無視していたのに、今は呼ぶと寄って来るようになった。

できないことが、できるようになった。それはつまり、「お菊」 が、同じ猫であるノボルの行動を見て、学習しているからなのだろう。

8歳8ヵ月の「お菊」が、たった生後8ヵ月の子猫に生きる方法を教えてもらっている。それはちょっと滑稽な感じだが、勉強をするのに遅すぎるということはない。

もしかしたら、「お菊」のやつも、これからはもう少し覇気のある活発な猫になるのかもしれない。そして、ノボルのように、利口で人なつこくなるのかもしれない。

僕たち夫婦は今、そんな淡い期待を寄せている。そして、ノボルのことを「ノボちゃん先生」などと呼んでいるのである。

なあ、ノボちゃん先生、これからもお姉ちゃんがちゃんとした猫になるよう、しっかりと指導してくれよ。にゃーお。

Diary list

Okikusama:150〜159
Okikusama:140〜149
Okikusama:130〜139
Okikusama:120〜129
Okikusama:110〜119
Okikusama:100〜109
Okikusama:90〜99
Okikusama:80〜89
Okikusama:70〜79
Okikusama:60〜69
Okikusama:50〜59
Okikusama:40〜49
Okikusama:30〜39
Okikusama:20〜29
Okikusama:10〜19
Okikusama:1〜9
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