Works 作品紹介

百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ 新作

角川ホラー文庫
2017年8月25日発売
定価(税別):640円

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百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ

柊ニーナは30歳。美しい混血の美術商で、東京青山で西洋骨董品店『アンヌ=フローラ・アンティークス』を営んでいる。

ある時、仕入れに出かけたパリの骨董品店で、ニーナは見たこともないほどに大きくて精巧な人形に出会う。アンティーク・ビスクドールの最高峰と言われるブリュ・ジュンである。

顔見知りの店主がそのビスクドールにつけている価格は、驚くほどに安いものだった。

「どうしてこんなに安いの?」

そう尋ねたニーナに、店主が不気味な話をする。そのビスクドールの所有者となった人間が、次々と謎の死を遂げているというのだ。

迷信など信じないニーナは、そのビスクドールを買い取り、東京に戻って自分の店のショーウィンドウに並べる。

すぐにビスクドールは、得意客のひとり(美容外科クリニックの経営者)に高値で売れる。

けれど、その数日後に、その客が自分のクリニックのビルの屋上から身を投げて死ぬ。

医師の遺族に乞われてビスクドールを買い戻したニーナは、今度はそれを得意客のひとりで、自分の恋人でもある柏木に売る。

まさか、柏木が死ぬことはないだろうと思ったのだ。

けれど、その直後に、彼は自宅のマンションのベランダから転落死する。

悲しみに打ちひしがれながらも、ニーナはバリに戻り、呪われたブリュ・ジュンの調査を始める。すると、驚くべき事実が浮かび上がって来るのである。

ビスクドールと柊ニーナの、それぞれの忌まわしくて、おぞましい過去を、交互に描きました。

かなりいい作品になったのではないかと自負しております。

みなさま、ぜひ、手に取ってください。

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